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社長挨拶

道民の健やかな暮らしをささえる企業として

我が国での国民皆保険の成立から半世紀以上が過ぎました。かつて世界を牽引した中世ヨーロッパであっても病気の治療は神に祈るぐらいしかありませんでした。その後、医学が発展し再現可能な科学的な治療が生み出されます。しかし万民に治療が行き渡るためには治療の経済的な裏打ちが必要となり、19 世紀以降に各国で医療保険制度が整備されます。これによって先進国における国民の寿命は大きく延びていきました。我が国も遅ればせながら同様の道程を経て年金・医療・介護・福祉の充実を社会保険制度のもとで果たしてきています。

第二次世界大戦の後80年近くが過ぎ、その間、少子高齢化が進展しました。複数世代同居の家族の有り様や正規社員が主流の雇用環境が多様化し、社会情勢が大きく変化しています。これに応じて医療や介護のあり方も変化をしつつあります。

いわゆる「団塊の世代」が高齢化のピークを迎える2025 年を目標に「地域包括ケアシステム」の構築が各自治体で進められています。住み慣れた地域でその人らしく人生を全うできるよう「住まい」「介護」「医療」「予防」「生活支援」を包括的に整備することになります。これまでも地域性の高かった医療や介護はこれから益々、より身近な「住まい」や「生活」との関連が深まっていくのでしょう。

「ほくやく」は生命関連商品である医療用医薬品の流通を担っています。そして私たちは「ほくやく・竹山ホールディングス」の一員でもあります。「ほくやく」はグループ内事業者と一体的に連携しながら様々なサービスや商品を道内の「地域包括ケアシステム」へ供給してまいります。私たちは毛細血管型の物流網を道内に整え、安定供給のための約20 箇所の事業拠点を構えています。

これからも医療機関や薬局等お得意さまを通して道民の皆さまの健康を支えられるよう総力を挙げて事業を推進してまいります。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

株式会社ほくやく
代表取締役社長 眞鍋 雅信